photoshop(フォトショップ)を使って逆光で暗くなった部分を明るくしたいと悩んでいるあなた、大丈夫です!今回紹介する方法を使えば簡単に直ります。
と言う事で今回は写真の影を消す方法と手順について説明していきます。
この方法を使えば、逆光なんてなかったぐらいに影が消えて、写真のクオリティが上がりますよ。
逆光で暗くなっている部分を明るくする方法と手順
逆光で暗くなってしまった部分だけ「明るくしたい!」と思うことありますね。
そんな時に役立つ逆光で暗くなった部分を明るくする方法と手順を説明していきます。
手順1.画像のスマートオブジェクト化
作業を開始する前に画像のスマートオブジェクト化をしましょう。
スマートオブジェクトは、後からやり直ししたい時に非常に便利な機能です。
スマートオブジェクトとは
スマートオブジェクトとは、Photoshop や Illustrator ファイルなどのラスター画像やベクトル画像の元データを保持したオブジェクト形式のことです。 スマートオブジェクトでは、データ特性とともに元の画像のコンテンツを保持するため、画像を元の状態に戻すことができます。
スマートオブジェクト化の手順
- 画像を開く
- レイヤーパネルの写真レイヤー内で右クリック(レイヤーパネルが見当たらない場合は、メニューバーの「ウィンドウ」>「レイヤー」をクリックして表示させる)
- 「スマートオブジェクトに変換」をクリック
1〜3の手順で画像はスマートオブジェクト化されます。
スマートオブジェクト化が完了していれば画像右下にアイコンが追加されます。
手順2.シャドウ・ハイライト
シャドウ・ハイライトを使えば暗い部分だけを明るくすることができます。
シャドウ・ハイライトとは
シャドウ・ハイライトは、強い逆光で影になった写真を補正する場合や、カメラのフラッシュが近過ぎたため色あせてしまった被写体を補正する手段の 1 つです。その他の原因で明るくなりすぎた画像のシャドウ領域を明るくする場合にも便利な機能です。
シャドウ・ハイライトの手順
- メニューバーから「イメージ」>「色調補正」>「シャドウ・ハイライト」をクリック
- 設定画面で「シャドウ」と「ハイライト」をスライダーで調整(「プレビュー」にチェックを入れると、写真の変化をリアルタイムで見ることができる)
- 「シャドウ」のつまみを右に移動。写真の暗い部分だけが明るくなるので、まわりの明るさに合わせて違和感がない程度に調整する。
- 「ハイライト」のつまみを右に移動すると、写真の明るい部分だけが明るくなる。必要ならば「ハイライト」も調整する。
1~4の手順で、逆光でできた影部分が明るくなり、周りとの違和感も解消されるはずです。
「シャドウ・ハイライト」>「詳細オプションを表示」での調整手順
もう少し影部分の調整をしたい場合、「詳細オプションを表示」で調整できるので、その手順を説明していきます。
- 「シャドウ・ハイライト」下部の「詳細オプションを表示」にチェックを入れる
- 「シャドウ」・「ハイライト」・「調整」でスライダーを左右に動かすことで細かい調整が可能になる
「詳細オプションを表示」各項目の説明
ここでは「詳細オプションを表示」の各項目について説明していきます。
「量」
画像の「ハイライト」と「シャドウ」の値を、それぞれ個別に補正・制御するには「量」のスライダーを動かします。
量の値を大きくしすぎると、補正後のハイライト部分がシャドウ部分より暗くなる場合があるため注意が必要です。
「階調の幅」
階調とは、明るい部分から暗い部分までの段階(グラデーション)のこと。
小さい値を設定するとシャドウ補正では暗い部分だけに、ハイライト補正では明るい部分だけに調整が適用されます。
大きすぎる値を設定してしまうと、暗い部分や明るい部分のエッジにハロー現象(白浮き)が生じる場合があります。
「半径」
暗い部分と隣接の明るい部分を調整するために使います。スライダーを左に移動すると領域が小さくなり、右に移動すると領域が大きくなります。
「カラー」
グレースケール画像の明るさを調整するところ。この調整オプションは、グレースケール画像でしか使用できません。スライダーを左に移動するとグレースケール画像が暗くなり、右に移動するとグレースケール画像が明るくなります。
「中間調のコントラスト」
中間調のコントラストを調整します。スライダーを左に移動するとコントラストが下がり、右に移動するとコントラストが上がります。
photoshop(フォトショップ)で写真の影を消す方法と手順まとめ
最後に、photoshop(フォトショップ)で写真の影を消す方法と手順についてまとめてみました。
- 逆光で暗くなった部分を明るくする・影を消すには「シャドウ・ハイライト」を使う
- 作業を行う前に、画像をスマートオブジェクト化しておくと修正する時に便利
- スマートオブジェクト化の手順
- 画像を開く
- レイヤーパネルの写真レイヤー内で右クリック
- 「スマートオブジェクトに変換」をクリック
- 「シャドウ・ハイライト」
- メニューバーから「イメージ」>「色調補正」>「シャドウ・ハイライト」をクリック
- 設定画面で「シャドウ」と「ハイライト」をスライダーで調整
- 「シャドウ」のつまみを右に移動。写真の暗い部分だけが明るくなるので、まわりの明るさに合わせて違和感がない程度に調整
- 「ハイライト」のつまみを右に移動すると、写真の明るい部分だけが明るくなる。必要ならば「ハイライト」も調整
- 「シャドウ・ハイライト」>「詳細オプションを表示」を使えば詳細な調整が可能
せっかく素敵な写真を撮っても、逆光が気に入らない写真もあるはず。
そんな時はこの機能を利用して逆光補正をしてみてください!あなたの写真が見違えるはずです!