Photoshopはプロの写真家やデザイナー、webデザイナーが利用している人気の画像編集ソフトですが、趣味でデザインをしたり写真を加工したいと考えている人にとって値段が高く敷居が高いソフトだと言えます。
このPhotoshopの代替品として有名なのがGIMPです。
しかし、GIMPはPhotoshopの代替え品となり得るソフトなのでしょうか?
今回はPhotoshopとGIMPの長所と短所を紹介していきます。
最後まで読めば、どちらのソフトがあなたにあっているのかわかるようになりますよ。
Photoshop vs GIMPどっちがいい?
PhotoshopとGIMP、2つのソフトの主な違いがこちら。
Photoshop | GIMP | |
用途 | 写真・画像編集以外にも デザインやイラスト作成にも 使用される | 写真・画像編集 |
価格 | 1,078円/月(税込) | 無料 |
必要な ハードディスク 容量 | 4 GBの空き容量のある ハードディスク | 200MB |
2つのソフトは似たように思われがちですが、GIMPは写真・画像編集ソフトなのでPhotoshopのようにデザインやイラスト作成に使うことはできません。
ただGIMPは無料なので、写真や画像編集したい人にはおすすめのソフトです。
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GIMPの6つの利点
GIMPとPhotoshopを比較した際に、GIMPの主な利点は次の5つです。
- 無料で使える
- ストレージの容量が少なくてもOK
- 画像・写真編集に特化している
- 自分でカスタマイズできる
- オープンソースなので自分で機能変更できる
- バッチ処理に優れている
ここからは、GIMPの5つの利点について詳しく説明していきます。
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GIMPは無料で使える!
先ほども書きましたが、趣味でデザインをしたり写真を加工する人にとってPhotoshopは高すぎます。以前は買い切りソフトとして販売されており184,500円もしたのです!
今は月々払いのサブスクになっているため月額1,848円(税込)で使用できるようになり、ハードルは低くなりましたが、頻繁に使わないのであればまだまだ高いソフトだと言えるでしょう。
Adobe Photoshopをくわしく見る>>
その点GIMPは無料で使えます。
無駄な契約なしで使えるので、Photoshopを使う前の練習だと思って使うのもありかもしれません。
GIMPはストレージの空き容量が少なくてもOK
Photoshopをダウンロードするには、ハードディスクに大きな容量が必要なだけでなく画像編集するためにもメモリー容量が必要になります。
パソコンの容量が不安な方はPhotoshopをダウンロードするのは難しいかもしれません。
Photoshopは4GB以上のハードディスク空き容量を推奨していますが、GIMPは200MBしか必要としていません。
つまりGIMPはダウンロードとセットアップがすぐにできて、ハードディスクとメモリーの容量を必要がないと言えます。
写真編集だけならGIMPの方が良い
Photoshopはデジタル写真専用のソフトではありません。
デザインやイラスト、その他多くの分野をカバーしているソフトです。
そのため、使わないようなツールが多く、何を学べば良いのかわかりにくい側面があります。
その点、GIMPはデジタル写真編集を念頭に置いて作られているため、シンプルで不要なツールが排除されています。
その結果、学びやすく何をどうすれば良いのか悩む必要もありません。
GIMPは自分でカスタマイズができる
GIMPはカスタマイズしやすく、不要なツールなどを移動したり消すことができます。必要なものだけ残して作業をすれば仕事時間も短縮できます。
GIMPはオープンソースなので自分で機能変更できる
GIMPはオープンソースのプログラムなので、コードを変更する技術と方法をわかっていれば機能を変更することができます。
機能変更はGIMPで推奨されているので、違法ではありません。
自分でコードを変更することができない場合は、プラグインやコアコードで変更することが可能です。
GIMPはバッチ処理に優れている
Photoshopで画像の一括処理をしようとすると、慣れるまでに時間がかかりますが、GIMPであれば画像のバッチ処理に優れているため、大量の画像に対して繰り返し可能なアクションが実行できます。
Photoshopの5つの利点
GIMPとPhotoshopを比較した際に、Photoshopの主な利点は次の5つです。
- スマートフォン版がある
- さまざまな用途に利用できる
- 他かのAdobeプログラムとの互換性がある
- CMYKに変換できる
- 常にアップロードされている
ここからは、Photoshopの5つの利点について詳しく説明していきます。
Photoshopはスマートフォン版がある
スマートフォンやタブレットで利用するならPhotoshopの方が良いでしょう。移動中の電車の中でも利用することができます。
一方GIMPには、そのようなサービスがありませんし、今後もその予定はなさそうです。
Photoshopはさまざまな用途に対応できる
GIMPは写真編集には力を発揮しますが、写真以外で使うとなるとPhotoshopに劣ります。
Photoshopは写真編集のみを想定して作られていないので、デザイン作成やイラスト作成にも使えます。
Photoshopであれば、レイヤーを使って写真の上にテキストやグラフィックを追加することができますが、GIMPにはそのような機能が備わっていません。
Photoshopは他のAdobeプログラムとの互換性がある
Photoshopは他のAdobe製品との互換性があります。クラウドシステムにより、自動的に同期することもできます。
PhotoshopとLightroomとの間で画像を行き来させることもボタンひとつでできます。
またAdobeはクラウドストレージを提供しているため、どこにいても写真にアクセスすることができます。
PhotoshopはCMYKに変換できる
Photoshopは画像をCMYKに変換することができますが、GIMPではできません。厳密にいうと別途プラグインを利用すればできるのですが、一手間かける必要があります。
web上で公開するのであればRGBで良いのですが、印刷物を印刷する際にCMYKを使うと画面上で見る色と最も近い色で印刷することができます。
Photoshopは常にアップデートされている
Photoshopは常にプログラムの調整とアップデートを繰り返しています。最新の機能が使え、脆弱性などがあってもすぐに対策がなされます。
一方GIMPはAdobeほど規模が大きくないので、アップデートが遅く、常に新しい体験を提供できない場合があります。
Photoshop vs GIMP比較まとめ
いかがでしたか?
PhotoshopとGIMPにはそれぞれ利点があり、各々の条件で選ぶのが良いでしょう。
しかしプロとして使うのであれば、Photoshopが一択です。
なぜなら、多くのデザイン会社やWEB制作会社がPhotoshopを使っているので、互換性などを考えるとPhotoshopの方がデータのやり取りがしやすいからです。
デザイン会社やWEB制作会社に就職したいのであれば、Photoshopを学んでおいた方が良いでしょう。
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